南 裕大
今美容業界で話題のシェアサロンですが、”経営してみたい!”と考える人が増えています。
シェアサロンをやってみたい人に、僕がこれまで受けた相談の内容をここでシェアします。
シェアサロンはどんな美容師のために必要なのか。
表参道や原宿で流行ったシェアサロンですが、いまや地方にも増え続けています。
ですが、本来のシェアサロンの利用目的は、自分で独立出店するとお金がかかる、
家賃が高いためシェアサロンを利用して独立します。
ですので、初めての独立で好立地の場所で固定費を安く抑えたいという目的が第一にあります。
例えば、原宿駅徒歩3分の好立地で、坪単価5万円で20坪のところを借りると100万円の家賃がかかるの、
シェアサロンならば月に20~40万で済むので利用するのです。
逆に、坪単価1万円で20坪のところでシェアサロンをオープンしたとして、
家賃20万のところはシェアサロン利用者自身が自分で借りることができるため利用する意味があまりありません。
まずはこの思考からシェアサロンは始まります。
シェアサロンの美容師はどうやって集めるのか。
美容師が簡単に出店できないであろう家賃100万越えのシェアサロンをオープンして、美容師がすぐに集まるのか。
美容師がいないと家賃が回収できません。
美容師を集めるには、シェアサロンの設立理念・ロゴ・ホームページ・SNSを作るところから始まり、
それを元にGoogle広告・フェイスブック広告・LINE広告・求人媒体などの出していきます。
すぐに入社してくれることはないので、広告で認知させていきます。この広告費は毎月10~50万必要です。
シェアサロンにくる美容師は顧客がいっぱいいるため、移転先をお客様に伝えるなどするために移転を決意してから約半年間後に入社します。
ですので、オープンから半年は美容師の応募はあっても入社には至らず、大量の運転資金が必要になってくるわけです。
シェアサロンの内装設備はどのレベルが必要なのか
独立を目指す美容師が使いたいシェアサロンのレベルは最高峰です。シャンプー台はYUME、
内装の質は高くしつつ、DX化された設備投資も必要です。
40坪でしたら内装費に1500~2500万かける必要があります。
チープな内装で設備も寂しいと、他のシェアサロンにとられてしまうのです。
ブランディングされた店内雰囲気、お洒落なインテリアがあること、
ドライヤーやストレートアイロンなども一流のものを用意することも当たり前になっています。